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構造を柱でもたせる工法と、壁で持たせる工法

2011.10.07

それぞれ一長一短あるが、一番の特性は構造を柱でもたせているか、壁で持たせているかによる違いが大きい。広いリビングや大きな開口(サッシなど)、2台並列して停められる車庫などが家づくりにおいて優先順位が高ければ、壁でもたせる工法よりは、柱でもたせる工法が有利になる。壁で構造をもたせる工法では、どうしても壁量が一定以上必要になり、大空間はとりづらくなる。また壁式の工法は必要な壁が、外壁まわりだけでなく、内側の間仕切り壁の中にも存在するので、将来の間取りの変更の際、どうしても取り除くことができない壁が出てきて、変更の自由度が失われやすい。これは、間取りの適応性や増改築の適応性のほんのひとつの参考例だ。決して壁式工法が劣っていると言っているわけではない。断熱性能や現場での品質の精度などは、一般的に壁式のほうが優れていると言われている。また、その特徴を比較する上で欠かせないのが価格だろう。そしてすべてが自身の家づくりにおいて最適だと思えても、施工ができなければ何の意味ももたない。このように、構造・工法を選択する際には、それぞれの長所、短所を知らなければならない。しかし、一般の消費者には専門的すぎてわかりづらいのではないかと思う。しかも、展示場の営業マンは長所しか言わないだろうし、短所なんて教えてくれない。まして渡されるカタログ、資料もこれが最高の構造だと自画自賛の言葉が並んでいるのが現状だろう。

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