昆虫類の吸入性アレルゲンとして、チョウ、ガ、トビケラ、ゴキブリ、ユスリカなどがあげられます。ゴキブリはどの家屋内でもみられるので、ゴキブリがアレルゲンになるということは注目に値します。ゴキブリアレルギーが報告されたのは一九六四年のことで、その後、一九八〇年代前半までゴキブリアレルギーの報告はみられましたが、最近ではむしろユスリカアレルギーの報告のほうが多い傾向になりました。ゴキブリの虫体やふんなどがアレルゲンになり、皮膚反応試験やラストで調査した結果では、家屋内から検出されるチャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリのいずれもアレルゲンになることがわかりました。
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ゴキブリによるアレルギー反応は、抗ゴキブリ垣E抗体の存在によるものと考えられます。最近の家屋は気密性が高く、室内は一年中暖かく、低温に弱いゴキブリ類に対しては好適な生活環境を与えることになります。超気密化超高層化か今後もすすむ一方なら、また、ゴキブリが問題になるかもしれません。