2005年以降都心部での地価が急速に上昇したため、都心での立地が難しくなっていた。値上がりした土地を取得してワンルームを建設しても価格は3000万円台、4000万円台になってしまう。価格が上がったからといって家賃を上げることができるわけではないから、当然利回りは大幅に低下する。やはり年間賃料が96万円とすれば、価格3000万円なら利回りは3.2%に下がり、4000万円だと2.4%まで低下する。これでは投資先として必ずしも魅力ある商品とはいえない。そもそも、ワンルームマンション投資家の一般的な予算は2000万円台までといわれている。ことに、地方の資産家などが都心のワンルームを購入するケースが多いが、そうした場合にはとても3000万円、4000万円も出すようなことはしない。「2000万円台後半の価格になると急速に購入希望者が減少し、3000万円台以上だとほとんど反応がなくなる」というワンルーム業者もいるほどだ。このため、ワンルームの立地先は都心を離れ、地価上昇の影響がさほどでもない都心周辺のエリアに移っていった。市区別にみた年間ランキングをみても、中央区などの都心各区はベスト3からはずれ、大田区、江東区などが上位に上がるようになってきた。
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