渋谷マークシティから徒歩五、六分のところに二〇〇一年五月に開業した「セルリアンタワー」は高さ一四六メートル、地下四階・地上四〇階の超高層ビルで、「セルリアンタワー東急ホテル」のほかに、四階から一六階まではオフィスになっている。ここは東急電鉄旧本社屋跡地で、「都市再生」のもうひとつのキーワードである「跡地利用」の典型的な例の一つである。電鉄の本社はタワーの周辺に分散しており、ホテルとオフィスのスペースを手品のようにひねり出した形だ。
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都市計画法と建築基準法で定められている用途地域や容積率だと、これだけの超高層ビルは建たない。「総合設計制度」という、私たち市民には無縁の建築基準法のボーナス制度を利用したのだ。